ある日、国分寺のカフェ・ねじまき雲のねじさんから電話がありました。カフェのお客さまで国分寺が気に入って、このあたりで住みたいっていってるよ。そこからはじまった部屋探しの話。
アーティストのウエスモリさんの希望は、アトリエにできる家。できれば、たまにアトリエを開いて、お客様を招きたい、とのことでした。
ご紹介したのは、とても古い二軒長屋のひとつ。昔ながらのねじ式の鍵に木製建具、縁側もあって、ものづくりをするにはもってこいの家。でも、足りないものがひとつ。。お風呂がありませんでした。
お風呂がなくてもよい、、、とは言われていませんでしたが、アトリエにすることを最優先に考えるとオススメの家。さらに、もうひとつこの家をオススメする理由がありました。それは、この家の場所は、年2回行われている国分寺のギャラリーをめぐる「ギャラリーウォーク」の開催エリアであること。
たまにアトリエを開きたい。縁側があって、物理的に開けるのであれば、どこでもよい・・わけなのですが、そこにまちの土壌が加わると化学変化が起こります。
お風呂はないけれど、、近くに銭湯もあるし・・と引っ越しが決まり、さっそくギャラリーウォークに参加。気づけば、パンフレットのデザインをするほどに。
ウエスモリさんの場合は、家もまちもよい関係ができました。とても幸運なケースですが、もしかしたら、家よりもまちの土壌が大事なケースもあるかも、と感じます。
まち暮らし不動産の部屋さがしで最初に質問するのは「どんな暮らしがしたいですか??」のひとこと。家賃・広さ・駅からの距離・・・スペックは大事ですけど、スペックを比較するだけでは答えられない質問をせっかくの引越しの機会に考えてみるのもよいですよ。
ウエスモリさんが参加するギャラリーウォーク@ぶんぶんウォークが11月22日、23日に開催。どうぞ国分寺へ!
http://bunbunwalk.com
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